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README.md静電容量Helixとは?
Helix Keyboardの基板を差し替え、静電容量スイッチに対応させる為の基板です Varmiloスイッチ用とNizスイッチ用の2種類があり、本リポジトリはNiz版です
外部の使用ライブラリ
シンボルライブラリー
phi-kbd-library-master https://github.com/zk-phi/phi-kbd-library kbd https://github.com/foostan/kbd
フットプリントライブラリー
kbd https://github.com/foostan/kbd phi-kbd-library-master https://github.com/zk-phi/phi-kbd-library rd https://github.com/KiCad/kicad-footprints/tree/master/Resistor_SMD.pretty cs https://github.com/KiCad/kicad-footprints/tree/master/Capacitor_SMD.pretty
組み立て方
本家Helixとの共通部分については省略しています
注意
本キットは組み立て難易度が高く、使うパーツも特殊です。 自作キーボードについて、最低限の知識があることを前提にドキュメントを書いています Varmilo対応版と、niz対応版で基板が異なりますが、組み立て方はほぼ同じです。 通常のメカニカルスイッチでは動作しません
部品
下記は1つ作るのに必要な部品の数です。両手分を作るには2セット必要です。
本家と共通の部品
名前 | 数 | 備考 |
---|---|---|
Pro Micro | 1個 | |
TRRSジャック | 1個 | |
タクトスイッチ | 1個 | |
スプリングピンヘッダ 12P | 2個 | コンスルーとも呼ばれています |
プレート(アクリル) | 1セット | |
保護プレート | 1枚 | |
M2スペーサー 7mm | 6個 | |
M2スペーサー 8mm | 2個 | (OLED用) |
M2ネジ 3mm | 14個 | (低頭のほうが望ましい) |
M2低頭ネジ 5mm | 2個 | |
ゴム足 | 6個 | |
キーキャップ | 32個 | キースイッチと互換があるもの |
3.5mmオーディオケーブル | 左右合わせて1本 | 左右のキーボード接続用 |
micro USBケーブル | 左右あわせて1本 | |
OLEDモジュール | 1個 | OLED用(オプション) |
ピンソケット 4P | 1個 | OLED用(オプション) |
ピンヘッダ 4P | 1個 | OLED用(オプション) |
本家と異なる部品
名前 | 数 | 備考 | 入手先 |
---|---|---|---|
PCB | 1枚 | ||
静電容量キースイッチ | 32個 | 詳しくは後述します | |
1608(0603)チップ抵抗 100K | 7 | https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-57HD | |
1608(0603)チップ抵抗 10K | 2 | https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-57GX | |
1608(0603)チップ抵抗 1KΩ | 2 | https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-57GK | |
1608(0603)チップ抵抗 200Ω | 6 | https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-57FZ | |
1608(0603)チップ抵抗 51KΩ | 1 | https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-57H7 | |
1608チップ積層セラミックコンデンサー 50Vdc 220pF | 1 | GRM1882C1H221JA01D*A (10個入り) | https://www.marutsu.co.jp/GoodsDetail.jsp?salesGoodsCode=19297&shopNo=3 |
チップトランジスタ 2SC2712-GR 50V150m | 1 | http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-00761/ | |
74HC4051DB IC MUX/DEMUX 8X1 16SSOP | 1 | https://www.marutsu.co.jp/pc/i/24340308/ | |
2回路入オペアンプAD8616ARM | 1 | http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-04570/ | |
ジャンパ用の銅線 | 少し | ||
M2スペーサー 10mm | 6個 | 西川電子部品など | |
ゴム足 | 追加で4個 | 遊舎工房の店頭など | |
ワッシャー | 適宜 | M2用 |
キースイッチ
メカニカルスイッチと異なり、複数のパーツが組み合わさって機能します。
名前 | 主な入手先 |
---|---|
軸&ハウジング | https://www.nizkeyboard.com/collections/ornaments/products/2019-new-niz-... |
ラバードーム | https://www.keyclack.com/products/bke-topre-dome-replacements?_pos=2&_si... もしくは中古のREAL FORCE |
コニックリング | 中古のREAL FORCE等 |
追加で必要な工具
名前 | 数 | 備考 | 入手先 |
---|---|---|---|
ヒートクリップ | 1つ | ||
絶縁テープ | 1つ | ||
フラックス | 1つ |
組み立て方
以降は右手用で説明します。左手用はPCBを反転して下さい。
写真は基本的にVarmilo版ですが、Niz版でもほぼ同じです
Niz版は次のように、スイッチ部分のフットプリントが異なるだけです
一度全ての工程を読み、理解してから作業を進めることをお勧めします。
OLED,TRRSジャック等のHelixの共通部分については省略します。 LEDについてはunderglow、backlight共に未対応です
最初に絶縁テープを貼る
将来的にProMicroが刺さるところに絶縁テープを貼ります
左右をジャンパ
絶縁テープの上から、写真のようにジャンパしていきます
絶縁テープ
ジャンパの上に絶縁テープを貼ります
裏側に各種パーツを実装する
基板をひっくり返し、各種パーツを実装します
その他のパーツを実装する
下記画像のパーツを実装していきます。
74HC4051DB と オペアンプAD8616ARMの向きには注意してください。 また、熱に弱いためヒートクリップ等を使うことをおすすめします
リセットスイッチ
本家と同じです。
OLEDをつける(オプション)
本家と同じです (この写真では、家にあった適当なタクトスイッチを代用したので、OLED保護プレートと干渉してます。
TRRSジャックをつける
両手分つくる場合は必要になります。 本家と同じです
ProMicro
本家と同じです
ProMicroにqmkを焼く
下記のファームウェアを焼く必要があります
https://github.com/ginjake/qmk_firmware/tree/ec_helix_niz
make ec_helix:ginjake:avrdude
トッププレート
スイッチをアクリルに入れ、中に軸を入れてラバードームでフタをします。
スペーサーとラバードームが干渉しないよう、ハサミで切ります。
ラバードームの凹みの中にコニックリングを入れます
このとき、コニックリングが重ね合っていないか気を付けましょう。 複数個が重なっていても意外と気付かず、誤作動の原因になります。
ボトムプレート
外側だけでなく、内側にもゴム足を装着します。
これがないと、チップ部品がアクリルと基板を支える事になり、タイピングの力が直接かかります。
ワッシャーを適宜(2枚程度)入れたあと、7mmスペーサーをネジ止めします。
内側のゴム足の高さによって、必要な枚数が異なる可能性があります。
サンドイッチ
トッププレートと基板とボトムプレートをサンドイッチし、ネジで固定します
隙間が空かない用、ぎゅっと押し込みましょう
実際に打ってみて、問題なさそうなら完成です